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Fine Guitars Repair Blues DeVille
Fender Blues DeVille
アンプに凝り出すと もう......
今回はデビルのスピーカー交換のお話しです。
画像をご覧ください。
2011/11/23
コレがフェンダーのデフォルトのスピーカーです。
ジェンセンの耐圧50Wだったと思います。
それを交換する事を決めました。
余裕が欲しかったんです。
で、僕が選んだスピーカーはエミネンスのRAGIN CAJUNです。
耐圧75W 10インチ 8Ωです。
悩みました....ネットで音を聞いてミッドレンジが好きだったのと値段も手頃でしたのでコレに決めました。
TOMO藤田さんがエミネンスのHPでモニターで弾いてくれてまして、コレを参考にしたんです。
無事装着して......
ヘッドルームをマウントしようとしたら........
入りません。ヘッドが.......
そうです。
トランスが干渉しているのです。
2つの画像を見比べると分かるんですが。マグネットの大きさが全然違いますよね。
このマグネットが電源トランスと干渉しているんです。
参りました.......
想定外です。
確かに1発だけデフォルトのスピーカーにすればヘッドは納まってくれるんですがそれは本当に気分が悪いわけです。
ユニットが一個余るじゃねぇか!
でも、狙って違うスピーカーでやるのも有りなんですがねぇ....
しかし、やる暇も無い訳です......(自分の遊び用だし、店のモニターだし)
「まあ、外にお持ち出すわけじゃないし....」
ヘッドは抜き出しで店のモニターで使う事にしました。
しかし音を出しましたがバッチリです。
ただマグネットがでかくなりアンプも異常に重くなりました。
10キロは重くなったと思います。
まぁ運動不足の今日この頃です。
本当に余裕が有る音になりました。感度は100dbです。
しかしコレが4発ですから 本当に余裕です。
でも....どこで鳴らす?ライブハウスでも小さい箱ならヴォリュームは2、よく上げても3でしょう。
ホール級で使いたい所です。
とにかく音がでかいのです。
ウォームな音ではないのですが、実に素直な音色
上のチャリン、も鳴ってくれるし低域も余裕で割れません。でもBASSは2か3ですよね。
それ以上上げても割れるだけです。このタイプのコンボは.....
モニターとしては大満足です。
バランス共に満足しました。
しかし...困った........
どうやってヘッドを収めるか.........
時間が経てば良い知恵が浮かぶだろうと.......期待しておりましたが.....
どうなる事やら.......
皆さんも、こう言うヘマ?と言うかトラブルにあ遭わない様に......
特にフェンダーの縦型にマウントしてあるタイプは本当に要注意ですよ。
ここで!CMです
ファインギターズではチューブアンプの修理改造やっていますので、宜しくお願いいたします。
「俺はなんて運が悪いんだ.....」と悲しいのですが.......
ウチのIT 部長のトムヤンクン、いあや....トム君が.....
(彼はソルダーノデザインのヤマハのコンボを使用しています。毎回いじっておりますが僕はあまり好きではないような....(笑)
許せ!音の好みだから。店長はフェンダー系が好きだから....)
「店長。。。。諦めるの?」
「いやぁ.......別にライブで使わないし、面倒だし、金にならないし........やる暇無いし.....」
と、ほったらかしておりましたら
「店長、トランス移動しましょう。電源とパワートランスを逆にしてしまいましょう!そしたらヘッドは無事に入りますよ。」
と、言う。
「このセッティングでいけるかな?配線も届かないの有るだろう?.....」
トム君のお父様はエンジニアだったそうです。(彼が中学の時に他界されたそうです)
話を聞くと、とにかくしつこい?と、いうかエンジニア魂の塊のような人だったらしく難しい仕事は徹夜してコナシテいたそうで、毎回徹夜だったそうです。
(その無理がたたったのかもしれません....)
「血」と言うものは恐ろしくって、お父上と同じでトム君もしつこいのです。
さて、そんなこんなでトランス移動工事の始まりです。
トランスに繋がる配線図をメモしておきます。デジカメで撮影もしておきます。
そしてスピーカーと干渉している部分をスケール計って、トランスのマウント位置決め
これが実にシビアです
決めたら自分を信じてドリルで穴あけです。
何とかトランスを移動しましたが、トランスから気分に届く配線がどうしても2本は短いのです。
死ぬ思いでオリジナル配線で繋ぎましたが、2本は延長しました。
そんな、こんなで.........
見事にヘッドがキャビに無事収まりました。
やっぱり嬉しい訳です
しかシィ....問題はココからであります。無事に音は出てくれるのか?
配線を再度チェックして、チューブに火を入れます。
5分後運命の時。ストラトをジャックインしました。
「ピロ、ピロピーン♪」
見事に音が出てくれました(当たり前でありますが....)
しかし、嬉しい♪、やはり.....収まるものは収まってギターアンプです。
今回のスピーカー交換は本当に思わぬ落とし穴でした。
(皆さんもお気をつけ下さい。もし落とし穴にハマったら仕事下さい!)
でも、ヘッド剥き出しだからとかで、音は変わらないのですが、デフォルト(オリジナルのスピーカー)より遥かに余裕をぶっこいております。
「まぁ...なんて音がでかいの?どこで鳴らす」(店の中で鳴らしていましたが...)
驚異的な余裕は気持ちが良いので有りますが、これが今の店では災いする事になろうとは......
その時は露も考えておりませんでした。
しかし、TOM君の執念は恐るべしです。天国のお父様も......
「さすが.わが息子。しかし...金儲けは下手だろう...」
と、きっと喜んでおられる筈です。
しかし、アンプは重要でギターに満足する域に達するとアンプが欲しくてたまりません。
それも一台では済まない。
鳴らせる場所によってワット数を変えたいし、音楽性でも変えたいとか.........考え出します。
そんなこんなで......ついに昨日は......
店長は自分の店のメインアンプを変えまして.....
ステージ用と、店用に分ける事にしました。
そこら辺の詳しいお話は又ブログで書きましょうね。
本当にアンプ、アンプです。何回も書きますがアンプです。
ギターの高いの買って、悲しい音のするアンプで弾いても全然気持ち良くないのです。
ギター、シールド、玩具(エフェクター)、そしてアンプまでが.......
「自分の音」だと思うのです。
これほど楽しいものはないと考えますねぇ........アンプ。
そんなこんなで....新しい店用メインアンプ(古いフェンダー)でセミアコでウチのドライブ使ってこの曲を弾いてたら、もう有頂天でした。
セミアコのフロントなのに芯が有る。(決してサンタナの音ではない)
感動でした。張ったスピーカーの音は......
「もう何も要らない....女も要らない......女じゃこの快感は味わえん!」と感無量であります。