Fine Guitars Repair

 

店長の人生を振り返ってみると、波乱万丈でありました。

女は店長を捨てたが?(今の家内は別)、ギターはいつも傍に居てくれたのであります。


縁談が破談になって一文無しで家を飛び出した時、50円しか無かった。パンの耳をかじってた。


あるギターを質屋に一時待機させて、飢えを凌いだ。そんな時にもギターが助けてくれた。

そしてギターは今も僕の生活の糧になっている。いつも助けてくれたギター。


このSG、大怪我をしたSG、直してみせる。この世に生まれたギターだ。この位でくたばってたまるかよ!


このSGスペシャル、買ったばかりのギターがステージでプレイヤーの肩から落ちた物。

確かに悲惨である。ネック折れと言えば、普通はペグ側だがこれはジョイント部分からのダメージである。


しかし考えて欲しい?あなたの子供、或いは家族同様に育てているペットが交通事故に遭って

こんな身体になったとしよう。

貴方はそんな相手を見捨てるだろうか?そうではない筈でしょう!?


余計に不憫に思わないだろうか?折れたからって直せば良いのである。

(Charさんだって、折れたゴールドトップで弾いてたし)


ギターは大事なものだが、飾って置く物ではない筈、

直れば良いじゃない。僕は演奏中に「これ、折れたギターだよ。嫌だな。。。」なんて全然思わない。

それがプレイヤーでしょう?違うかなぁ?


僕らギター馬鹿は、ギターが好きであるし、それを理解してくれる人が好きである。


そんな気持ちで、ギター屋を始めたオーナーも多いと思うし、店員さんになっている人もいると思う。

売っているものがギターである。

ただの物じゃない。プレイヤーが居て変化する、特殊なものだから(だから面白い)


打算的になるなら、ギターは趣味にしておきたい。(関係者の方は絶対そう思って居るはず)


本当に心からそう云える。

だからパーツを切り売りしなったのです(出来なかったが正解だろうな・・・・)


渡す時に、若干のネック順反り

店長も最後まで、ネックを神経質に見てた。(ネックリセットと同じだから)


「最後回したトラスロッド、●●ちゃんの言葉」

「店長!弾き易いです。全然問題ないです」


これが、プレイヤーさんとショップの最高の関係なんだなと、つくづく思う。

 
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